医師

治療して晴れやかなココロで生活しよう|精神病で気持ちが淀む

精神科の治療の基礎知識

診断

ストレスを感じることが多い現代では、うつ病をはじめとする精神病患者が増加を続けています。一方、病院に心の病を相談しに行くことは依然として敷居が高い印象が強く、具体的な診察や治療をイメージするために精神科の知識を深める必要があります。病院での精神病の治療は、ほとんどのケースでカウンセリングと投薬が中心となります。カウンセリングはうつ病やパニック障害のように、心因性の要素が強い疾患に対してよく用いられる治療法です。投薬は基本的にどの精神病でも採用される治療法ですが、統合失調症のように脳内物質の乱れが大きな原因である疾患に特に効果的です。実際の治療ではこれらのどちらかに重点を置きながら、ストレスを引き起こす環境・考え方の改善も進めていきます。カウンセリングでは自分の悩みの本質を理解することで、客観的に精神病を理解することを目指します。治療では発症のきっかけとなった環境を変えることが大切ですが、病院側ではそれが難しいことが多く、患者の物事の捉え方を改善していくカウンセリングがよく行われます。投薬は以前は副作用が出る薬が多かったものの、現在では一つの疾患に対して多くの薬品が用意されており、自分に合うものを服薬することで副作用を抑えて治療できます。

精神病の治療では病院選びが重要ですが、病院には大きく分けて大学病院のような入院設備を備えたものと、外来のみを受け付けている病院があります。入院設備を備えた病院は、特に急性期の治療や重度の症状が慢性化している場合に向いています。精神病では日常生活が不可能なほど症状が悪化した場合や、周囲や患者自身に危害が及ぶ可能性が生じたときに入院が検討されます。入院設備が整ったクリニックは最先端の治療方法を取り入れていることも多く、従来の治療法で効果が出なかった場合にも受診を検討しましょう。また、精神病では重症でなくても一時的に大きなストレスを避けるために入院を選ぶこともできます。一方、外来のみを受け付けているクリニックは入院の必要が無い患者や、症状が改善して退院した後に治療を続ける際に選ばれます。外来のみの個人病院はプライバシーへの配慮や受診しやすい雰囲気を整えていることが多く、暴れるなど急性期の症状がない場合はこちらの方が診察しやすいと言えます。このように症状の程度を考慮しながら、入院設備のある大規模の病院か外来のみの個人病院かを決定するといいでしょう。また、患者本人が受診できない状況にある場合、周囲の方が先に医師に相談するといいでしょう。